音楽家がみると世の中は
このように見えてくる
不思議!
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■200号を突破した、あのメルマガのバックナンバー054号
文化のパトロネージュ
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「つれづれ音楽生活のすすめ」 VoL. 00054
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩 04/05/31
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■今日のバイブレーション■
創造的な芸術家が次の作品にとりかかるのは、前の作品に満足して
いないからだ。(ショスタコービッチ:ロシアの作曲家)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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今日のバイブレーションの背景には深い愛がある事を理解しておかないと、大きな誤解を招くかもしれない。
この言葉はその主体の中での呟きであることを承知し、自らの軌跡を慈しみつつも志を新たにする勇気を持つ事が、この言葉に収斂するのだとわきまえねばならない。決して過去の否定ではない。
同じことが人生においてもいえるだろう。
それぞれの人生はそれぞれにとっての芸術作品でなければならない。
現在、埼玉県所沢で「メロウネットところ塾」という文化団体を主宰している。
立ち上げてから延べで5年ほどになるが、紆余曲折を経て、ここのところ、急速に輝きを増してきた。 会員の意識が上記のバイブレーションに通じる色合を醸し出し始めたからであろうと推測する。
60歳あるいは65歳という分岐点をもとに、前の人生、次の人生と表現をするのは、まだまだ若輩者である私に許されることではないが、会員の方々が今までは空想するだけであった「自分らしい生き方」に、積極的に取り組始めた姿を目にする事は、私自身に、とても大きな勇気を与えてくれる。
そんな会員の皆様に、私のこどもの頃に出会った「夕焼けオジサン」の姿を重ねてみる事が多くなった。(昭和30年代の半ばまで彼らは存在した)
「メロウネットところ塾」の会報には既に記した事ではあるが、「夕焼けオジサン」たちは、表通りから一本中に入った、横丁に住んでいた。
何の仕事をしているかはわからなかったけれど、夕方になると、縁台を持ち出して、そこで団扇などをつかいながら、仲間内の気ままなダベリングを楽しんでいた。(寒い時期の思い出は、どうにも記憶がない)
そのゆったりとした雰囲気に惹かれて近づくこどもたちにとって、彼らは、百科事典そのものであった。数々の質問を浴びせかけ、時には、こどもごころにも「そら、ちゃうで。オッサン」と反論をしたくなるような珍解答もあった。
が、こどもたちは、その事さえも面白がって、その輪の中で遊ばせてもらっていた。今、声高に叫ばれている「三世代交流」は、難なく現実のものであった。
彼らは、たそがれていたのではなく、夕焼けと同質の赤い光を全身からみなぎらせている逞しい存在であった。
と、いうような事を書いた。
さて、これからのシニア像は、自らが「働き、役立ち、学び、楽しむ」ことを求めて行くアクティブな世代である。当然の事ながら、横丁にたむろしている事だけで満足するわけではなさそうだ。
芸術作品としての自分の人生の再構築の機運。まだ見果てぬ夢のあることへの気付き。いよいよ、世代をつなぐ新しい「夕焼けオジサン」の登場である。
縁台からインターネットへ。
情報交換もグローバルなものになる。
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■タイム!五感■(文化のパトロネージュに関して)
日本の文化史上に、青山二郎というパトロンが存在した事をご存知ですか。
中原中也、小林秀雄、大岡昇平らの精神的支柱として彼がいたことを教えてくれた、村上護さんという作家に、全く偶然に、新宿のゴールデン街のある店で再会することができました。
村上さんと私の出会いのきっかけは、当時、村上さんが紹介したことで話題になっていた「山頭火」だったのか、或いは私が集め始めていた「中原中也」関連の書物を話題にしたのか、あるいは両方だったかもしれませんが、怖い物知らずで、いきなり電話を差し上げて、やはりゴールデン街のある店でお目にかかりました。
それが、なんと25年ほど前の話です。
3、4回はそうやってお目にかかり、その中で青山二郎という傑物の話を伺いました。村上さんの代表作「四谷花園アパート」は当時何度も読み返したものです。
http://www.tokyo-kurenaidan.com/chuya-tokyo3.htm
僕のコンサートにも何回か来て頂き、私としては願ってもないご縁を頂戴したのですが、私の所属グループの変遷の中で、ご連絡する機会のないまま、最近は全くの疎遠になっておりました。
たまたま、友人のやっているお店に一人でふらりと立ち寄り、俳句の会の顧問をしておられる品の良い方と、カウンターの隣で合い席。丁度終わった所だった「所沢俳句ing」の話を持ち出して、まあ、流れの中での名刺交換。
先に気がついてくださったのが村上護先生でした。「牧野さんの事、前から知っていますよ」と言われ、驚いて、お顔と名刺を拝見して、本当にビックリ仰天。
「!その節は!!・・」
あるんですよねえ。こんなこと。会うべくして会う。タイム五感全開です!
当時とお変わりなく作家としてご活躍され、また60過ぎとは絶対に思えぬ、若々しさに驚愕しながらも、また改めて青山二郎の話を伺う事になりました。
本日のタイム・五感は、村上護さんと青山二郎の二枚の金看板で、少し戸惑われた方もおられたかもしれません。
http://www.asahi-net.or.jp/~pb5h-ootk/pages/A/aoyamajiro.html
http://clala.lolipop.jp/book/bk2002jan18.htm
青山二郎・・一郎(長男?)じゃないところが、その奔放の源泉でしょうか?
ううむ。
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■企画者と音楽家のための眼ご馳走■(ステナビ)
またもや、こっそりコラム名の変更。
そうなのです。音楽家ばかりが目ご馳走を味わっていても、受け皿が整備されなければ、ライブステージは生まれないのです。
ステージを企画する皆さん、ここで一緒になっていこう!
全国にはたくさんのアーティストがいます。こういった時代ですから、彼らもきっとホームページを開設しているでしょうね。
でも、どうやって検索してゆきますか?目利き・耳利きが必要でしょ。
ここは、私を目利きと信頼していただいて、沢山のアーティストと、このサイトで出会ってください。
まもなく関東近郊を中心にして特製のDMを配布します。
本年は、少し思うところあって、例年のように大きな公立文化施設は省かせていただきます。そのかわり、社会福祉協議会や300名規模で事業を考えている中小ホールをターゲットにします。
届かない地域や団体、多少大きめのホールの方々は、しばらく下記サイトの情報をご参考に。
まもなく全面更新して、このメルマガと連動をさせてゆきます。
(ちょっと更新が遅れています、すみません)
企画者と音楽家の出会いのサイト
ステージナビゲーター (ステナビ で容易にヒットできます!)
http://homepage2.nifty.com/stanavi/
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●編集後記●(バレーボール終了)
男子バレーも終了。結果的には、惜しいチャンスを何度も何度も物にできなかった事が、敗退の原因。
でも、最終戦は、いい試合で閉めてくれました。
きもちのいい青年たちでした。お疲れ様。
応援席で、声を振り絞った皆様、お疲れ様。
テレビの前で、思わず飲酒量があがった皆様。オヤスミナサイ。
N・E・W・Sの方々・・僕の好みでいうと、もっとワイルドなチームになってくださいね。
(ファンがいらっしゃったら・・ごめんなさい)
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■「つれづれ音楽生活のすすめ」 00054号 2004/05/31
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E-mail hotdogs@jp.bigplanet.com
HPではいろいろなジャンルの音楽や文化の情報を掲載しています。
URL<総合サイト> http://homepage2.nifty.com/artbox2
<音楽家と企画者の出会い> http://homepage2.nifty.com/stanavi
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■発行者
〒359−0038
所沢市北秋津876−7 ニチモビル2F
有限会社 文化センターボックス 代表取締役 牧野 俊浩
TEL 042(998)0750 FAX 042(998)0751
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■このメールマガジンは『まぐまぐ』( http:www.mag2.com)より発行しています。
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牧野俊浩は、音楽の力を伝えるために、全国でステージ活動をしたり、
高齢者施設で歌をきいてもらったり、お話をしたりしています。
そんな実績をもとにして1999年に一冊の本を書き上げました。
いまだにそこそこ売れ続けています。
但し一般書店では埋もれてしまっているでしょうねえ。
宜しければお申し込みください。1500円です。
音楽は言葉をこえて
何とかしてして他人の心に触れたいという願い
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第一章 癒しの時代
●今なぜセラピーなのか
●音楽の力
●音楽セラピーの役割
第二章 音楽セラピーとはなにか
●音楽セラピーの歴史
●能動的音楽セラピー
●受動的音楽セラピー
●新時代の音楽セラピー
第三章 青音協の役割
第四章 私のセラピー観
〜共鳴としての音楽セラピー〜
●多様性を取り込む
●ふれあい
●模倣から共鳴へ
●音楽環境
●メンタルハーモニー
●シェイクハンズ・シェイクハーツ
●右脳のはたらき
●リズム
●共鳴する声帯
●ハーモニー
●倍音
第五章 何を歌ってきたのだろう
〜高齢者のための曲目リスト〜
●あたたかい交流のために
●時代の歌
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2007年を目前にして、ますます高齢化社会がクローズアップされてきた昨今、
様々なセラピーが話題になっていますが、人それぞれの心の中の眠るメロディを呼び覚ます音楽セラピー。クオリティオブライフ(人生の質)を高める音楽セラピーをわかりやすく解説した話題の書です。
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■百歌斉放
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百花斉放・・・・・すべての花が一時に開花する様子をこのようにいうのだそうです。百歌斉放・・・・・すべての歌がもう一度心の中で眠りを覚ます事を願って、このように名付けました。大正ロマン(浪漫)から昭和パッション(情熱)までの名曲を牧野が歌ってゆきます。先ずは第一弾!!懐かしさからはじめてみます。アコースティックにピアノだけの伴奏で唄ってみました。あなたは、心の中でこんなプログラムを待っていませんでしたか? |
ゴンドラの唄
宵待草
琵琶湖周航の歌
故郷
私の青空
月光価千金
胸の振り子
時には昔の話を
黄昏のビギン
酒と泪と男と女
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旧友再会
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