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までいライフ
つれづれ音楽生活のすすめのバックナンバー一挙公開!セラピー音楽家のつぶやき!

つれづれ音楽生活のすすめ


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音楽家がみると世の中は
このように見えてくる
不思議!


200号を突破した、あのメルマガのバックナンバー023号
までいライフ
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「つれづれ音楽生活のすすめ」  VoL. 00023
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩  04/02/13
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■今日のバイブレーション■

    「までいライフ」
       (朝日新聞のコラムより)      
 
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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 癒しという言葉に少し手垢がついてきたとでもいうように、「スロー」という言葉が大流行である。

 スローライフ、スローフード、スロービジネスなど,
冠として使って、特化する傾向は「癒し」と同じである。

もともとは1986年頃にイタリアで始まったファーストフードの対極として、
郷土料理や、地域ならでは素材をもとにした手作り料理などを啓蒙する文化運動と捉えればいいだろう。

 効率優先ではなく、手触りのいいものを大切にしていこうという意味では
まさに「癒し」の系列にあるものと考えていい。

 今回のバイブレーションは、福島県飯舘村の来年度の方針として紹介された標語である。「までい」は物を大切にすることや、丁寧に扱う事を表す、方言だとの事。

本当はスローライフといいたかったのだが、村民から「これ以上ゆっくりしてどうする」と反発があったため、いい改めたとのことであるが、
確かに今、使われている「スロー」には「までい」に通じる意味合いが反映されている。




 だが、まだスローミュージックなる言葉は聞かない。
勿論の事だが、スローテンポの曲ではなく、大切に創られていることを感じさせるものである。同様に、耳障りがいいだけではスローミュージックとはならない。素材の一つ一つが主張と協調を繰り返しながら、大きな和にいる、プロセスを内包するものだ。


 新しいジャンルとしてそれに見合った楽曲を創造することも、意味のあることではあるが、「スロー」の本来の意味に照らして、過去の伝統をもとにリストラクションを試みる必要がある。

心と音楽の距離をもとにした再構築である。温故知新。


 そのあたりの入り口にならぬものかと思い、片岡義男原作の「スローなブギにしてくれ」を映画にしたものをTUTA-YAでレンタルをすることになったが・・これは失敗。その意味では、ちょっと刺激が強すぎた。



 1981年角川映画の作品。浅野温子はこのころからなかなか魅力的。
それから、山崎努。4年ほど前の遊園地のコマーシャルで「山崎はいいひとだ」といわれて、なんだか緩んでいた表情は微塵も感じさせずに、彼本来の毒のある味わいの役どころで、僕としては安心できた。でも、もう24年も前になるの
か・・・。

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■おすすめ■(「静かなる男」)

 楽しみにしていた「The Quiet Man(静かなる男)」のビデオを、やっと見終えました。1952年の作品。アイルランドを舞台にした名作です。

19
47年生まれのぼくにとっては、ジョン・ウエィンは西部劇の大スターとしてしか印象はなかったのですが、この作品の中では、二枚目そのものでちょっと戸惑いを感じました。

 Quiet Man を「静かなる男」と訳していいものかどうか、いまだに、釈然としない部分はあるのですが、それはさておき、僕がアイルランドに再び魅かれ始めるきっかけを、この映画が創ってくれた事は確かです。


 再びというには、訳があります。6年ほど前に「アイルランドに遊ぶ」という企画のコンサートをお引き受けし、日本人に知られている曲として、「庭の千草」や「ダニーボーイ」「春の日の花と輝く」に加えて日本人の詩人、丸山薫の「汽車にのって」で、アイルランドの田舎に憧れる日本人の心情を歌いました。
イエィツの詩も朗読されてなかなか面白い企画でした。


 勿論、エンヤやU2の音楽性を醸成した場所としても、興味はもっていたのですが、あらためて、日本人の感覚にとって、とっても馴染みやすい場所であることを確信させたのが、この映画の役割だったのでしょう。


 お互いがお互いを知り尽くしているからできる無頼さ、おせっかいさ、そう!
後味としては、宮崎駿の「思い出ポロポロ」に似ているというと、貸してくださった方に失礼になるかな。田舎ならではの大家族的な匂い。

 何度も登場するアイリッシュパブで歌われる歌が、実に自然なコーラスとして画面に溶け込んでいることも、コーラス好きの僕にはうらやましい限りでした。
多分現実のアイリッシュパブでも同じように、みんなで自然発生のコーラスを楽しんでいるのでしょう。

今日のバイブレーションとも共鳴して「スローライフ」への憧れを強めさせた作品。でも、モーリン・オハラって、ちょっと僕には重荷?

 相変わらず外国女性には、一線を画す僕の趣向です。

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■今日一番の耳ご馳走■(コツコツ)

 最近は、あまり革靴で歩く時のコツコツという音を聴かなくなったように思いませんか。みんな靴底が柔らかい素材になったからでしょう。

 靴音ってのは、確かにうるさく感じることもあります。
でも、僕にとっては都会の基調音として、このコツコツはそれほど嫌な音ではありません。

小学校5年、何度目かの転校で大分から京都の市内に移り住んだ耳には、これは、まさに都会の象徴でした。
舗装された道路は当たり前でしたし、大人たちもしっかりと闊歩していた時代だったのかもしれません。

昭和30年代の中頃の話です。

 中学校にはいった時が万年筆ならば、高校にはいったら革靴というのが当時の一般的なお祝いではなかったでしょうか。その革靴をコツコツと鳴らしながら歩くのが、大人に一歩ずつ近づいてゆくプロセスだと考えた気がします。

 前述のような昨今ですが、昨日は実に気持ちのいいコツコツを耳にする事ができました。スラリとした長い脚にピタリと似合ったハイヒール。胸元にしっかりとオフィスの封筒を抱えて足早に僕を追い越していった、まだ若いオフィスレディさん。


 頑張ってくださいね。もう春はすぐそこまで来ていますよ。

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●編集後記●

 先日は、所沢にある航空公園に向かいながら、すでにほころび始めた梅がそこ、ここ各所に随分あるものだと思いました。

田舎と都会が共存しているのが所沢の素敵なところです。ここ数年、なぜか通らなかった、田園風景をつっきってゆく道をあえて選んだのも、そんな梅たちの気配に導かれたのかもしれません。


 当然ことですが、以前は一面の畑であったところが、オッと驚くほどの数の住宅で埋め尽くされている風景にも出会います。

 「このあたりで豚小屋の匂いがしたよねえ」という場所にも、今はその懐かしい香りはなく、洒落た建物が建築中。

 少し寂しい思いがするのも、こちらの我が儘と思い定め、ずんずん歩いて行きますと、ありましたありました!橋の袂に立て札付きの梅の木。もう、すっかり蕾が膨らんで、ドンド焼きの小振りな繭玉団子状態。

 この梅から始まって、この川沿い一帯は、いずれ満開の桜の咲き誇る名所となります。去年見た夜桜の風情を、もう楽しみにしはじめている僕です。

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■このメールマガジンは『まぐまぐ』( http:www.mag2.com)より発行しています。
牧野俊浩は、音楽の力を伝えるために、全国でステージ活動をしたり、
高齢者施設で歌をきいてもらったり、お話をしたりしています。
そんな実績をもとにして1999年に一冊の本を書き上げました。
いまだにそこそこ売れ続けています。

但し一般書店では埋もれてしまっているでしょうねえ。
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音楽は言葉をこえて
何とかしてして他人の心に触れたいという願い

第一章 癒しの時代
●今なぜセラピーなのか
●音楽の力
●音楽セラピーの役割

第二章 音楽セラピーとはなにか
●音楽セラピーの歴史
●能動的音楽セラピー
●受動的音楽セラピー
●新時代の音楽セラピー

第三章 青音協の役割

第四章 私のセラピー観 
~共鳴としての音楽セラピー~

●多様性を取り込む
●ふれあい
●模倣から共鳴へ
●音楽環境
●メンタルハーモニー
●シェイクハンズ・シェイクハーツ
●右脳のはたらき
●リズム
●共鳴する声帯
●ハーモニー
●倍音

第五章 何を歌ってきたのだろう 
~高齢者のための曲目リスト~

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