音楽家がみると世の中は
このように見えてくる
不思議!
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■200号を突破した、あのメルマガのバックナンバー018号
フォーク大全集
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「つれづれ音楽生活のすすめ」 VoL. 00018
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩 04/01/26
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■コンサートのお知らせ■作者:牧野が出演します。
「みんなのヒットパレード!」3月19日(金)新宿・全労済ホール
19時開演 詳細は文化センターボックスの総合サイトに掲載!
http://homepage2.nifty.com/artbox2/newpage28.html
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■今日のバイブレーション■
「音楽」という言葉からの連想で、生徒の3分の一が「音符」
「五線譜」と書くようなら、教師の教え方を、至急問う必要がある。
(マリー・シェーファー:作曲家)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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前回のこのコラムに対して、ある方が感想を書いてくださった。
それは、音楽の未来に対して、僕がかすかに抱いている危惧を優しくたしなめてくださった内容で、僕は同志の香りを感じた。
力を得て、前回引用した、マリーシェーファーの音楽へのアプローチを少し、紹介してみよう。
今回のバイブレーションの元になった言葉は、1966年頃のカナダの中学校の状況を嘆いた言葉である。
彼は、子どもたちが、五感を総動員して音楽に向きあう機会として音楽の授業を捉えたのである。
その中の手法のひとつに「SMELODY」というものがある。
嗅覚を刺激する香り(SMELL)とMELODYを合成した造語であろう。適用例として、実際に、彼の教室では、一人一人にリンゴや梨などが渡され、その手触りや形、そしてその香りを、音楽だけで他の生徒に伝えるためのレッスンが行われたようである。なんと魅力的な授業であったろうかと僕は想像してしまう。
最近文化庁や文部科学省が、盛んに「子どもの文化体験プログラムの充実」ということを言いはじめ、その部門で、いくつかの助成金制度ができていることを思うとつまりこれは、こういった分野が、日常的には難しくなってきたことを補う施策であろう。
ならば、総合学習との関連においても、例えば上記のような手法の研究や実験が、おおいになされる事を僕は望む。
いわゆる「国際理解、情報、福祉、環境、健康・福祉」という総合学習で扱うテリトリーも、このままでは、それぞれが、いずれどこかの学科に収斂されて、味気のないものになってしまわないだろうか。
音楽を入り口にすれば、これらのテリトリーを有機的に関連付ける事は可能なのだ。
今、話題の、100マス計算法もいいかもしれない。
しかし、こどもたちが本来持っている、躍動する生命力は、画一化された升目には納まりきれないことも、是非真剣に考えてほしい。
音楽を切り口にして人間生活を眺めなおす。それがこのメルマガの使命である。
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■おすすめ■(ミュージアム講座)
JASRAC(音楽著作権協会)との関係で、いろいろ物議をかもした古賀政男音楽博物館(コガミュージアム)ですが、面白い企画も結構あるのですよ。
それが、「昭和の名歌手」というミュージアム講座。古賀政男の作品を色々な歌手のレコードで聴いてゆく企画。古賀政男生誕100周年記念。
2月21日は古賀メロディを歌い継ぐ人たちの一回目として、美空ひばり、都はるみ、森進一の歌唱がレコードと解説者の言葉で紹介されます。
やはり生の演奏じゃなくっちゃという向きには、別の企画で「歌と私と人生」という別企画があります。前回は「さざんかの宿」の大川栄作さんの生出演。
本日、誌面に公開されたデーターによると、映画や音楽は自宅鑑賞が圧倒的に多くなったとのことです。
成人約2000人の内、この一年間にホールや劇場で鑑賞した人は50.9%、。前回の調査(1996年)からは3.5%減少で過半数割れ目前。テレビやビデオ,CDで鑑賞した人は86.5%でした。
施設数の充実や情報の入手方法に関しては、ほぼ不満は解消されても、そういった施設には、足を運んでいない現代人の姿が報告されていました。
文化を楽しむ事は「和して集う」チャンスと考えて、気軽に出かけてみませんか。そのことが、バーチャルリアリティに絡め取られた日常から脱出する、最初の一歩。この企画、料金も1,000円から1,500円と手頃です。
詳細は下記サイトでご確認ください。
http://www.koga.or.jp/
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■今日一番の耳ご馳走■(ゲッツ!フォーク大全集)
届きました!「フォーク大全集」(大全集っていってもCD4枚組ですけど・・)
事の始まりは、ハイウエィカードの5万円券の廃止。。
50,000円で買って58,000円分利用できるのですから、仕事で遠出をする僕にとっては、必携のカードでした。でもETCとやらの推進策で、来年3月から、このタイプは姿を消すそうです。とうとう最後の手持ちのカードを使い切り、それからは、いわゆるVISAカードで高速料金などを支払っていたのですが、・・・・結構「ポイント」って貯まるもんですね。
そのポイントで引き換えた上記CD4枚組み66曲。僕の手持ちのCDでは、欠落していた年代の曲が、たっぷり収録されていて、すっかりご機嫌になりました。災い転じて福となす。
歌う事の語源のひとつに、「訴たう(うったう)」と書いてあった事をぼんやり思い出しながら、今日は思いっきり、フォークで青春しています。
只今、演奏中は、ベッツイ&クリスの「白い色は恋人の色」
フッと、あの頃の学生街のざわめきが思い出されます。次は・・カルメンマキかあ! 新宿のゴールデン街で、酔っ払ったまま朝を迎えた日・・この声は、誠にけだるく、胃に滲み渡った事でした・・・。
歌が運んできた、ちょびっとほろ苦い青春に浸ってます。
「わかってください」・・・
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●編集後記●
一昨日は久しぶりに家内と映画にでかけてきました。
所沢には現在33万5千人の市民がいます。でも映画館は一箇所にあるだけです。
(3館が、せまっくるしく、某デパートの5階につめこまれている感じです)
金曜日はレディースディとかで女性は1,000で鑑賞できるので、比率としては女性が勝っていたのですが、総数として、観客数はしっかり数えられるくらい。
金曜日午後5時過ぎの回というのがどうであるのか、判断はできませんが、入り口の「只今、座ってご覧になれます」という看板が、恒常的な匂いをはなっていたことからして、上記のデーターの裏付けを得た感じです。
作品は「ラスト サムライ」、作品2時間30分の間、珍しく家内も眠らずに鑑賞しきったようです。本当にいい作品でした。
ここに表現された「サムライ」の生き様には、色々と批判もあるでしょうが、まぎれもなく男の美学の象徴と僕は受け取ります。
明日から、凛と、背骨を正して生きて行きたいものです。
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■「つれづれ音楽生活のすすめ」 00018号 2004/01/26
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HPではいろいろなジャンルの音楽や文化の情報を掲載しています。
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有限会社 文化センターボックス 代表取締役 牧野 俊浩
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■このメールマガジンは『まぐまぐ』( http:www.mag2.com)より発行しています。 |
牧野俊浩は、音楽の力を伝えるために、全国でステージ活動をしたり、
高齢者施設で歌をきいてもらったり、お話をしたりしています。
そんな実績をもとにして1999年に一冊の本を書き上げました。
いまだにそこそこ売れ続けています。
但し一般書店では埋もれてしまっているでしょうねえ。
宜しければお申し込みください。1500円です。
音楽は言葉をこえて
何とかしてして他人の心に触れたいという願い
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第一章 癒しの時代
●今なぜセラピーなのか
●音楽の力
●音楽セラピーの役割
第二章 音楽セラピーとはなにか
●音楽セラピーの歴史
●能動的音楽セラピー
●受動的音楽セラピー
●新時代の音楽セラピー
第三章 青音協の役割
第四章 私のセラピー観
~共鳴としての音楽セラピー~
●多様性を取り込む
●ふれあい
●模倣から共鳴へ
●音楽環境
●メンタルハーモニー
●シェイクハンズ・シェイクハーツ
●右脳のはたらき
●リズム
●共鳴する声帯
●ハーモニー
●倍音
第五章 何を歌ってきたのだろう
~高齢者のための曲目リスト~
●あたたかい交流のために
●時代の歌
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A5版 定価1500円 送料別途(200円) |
2007年を目前にして、ますます高齢化社会がクローズアップされてきた昨今、
様々なセラピーが話題になっていますが、人それぞれの心の中の眠るメロディを呼び覚ます音楽セラピー。クオリティオブライフ(人生の質)を高める音楽セラピーをわかりやすく解説した話題の書です。
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■百歌斉放
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牧野俊浩のCD発売中!
百花斉放・・・・・すべての花が一時に開花する様子をこのようにいうのだそうです。百歌斉放・・・・・すべての歌がもう一度心の中で眠りを覚ます事を願って、このように名付けました。大正ロマン(浪漫)から昭和パッション(情熱)までの名曲を牧野が歌ってゆきます。先ずは第一弾!!懐かしさからはじめてみます。アコースティックにピアノだけの伴奏で唄ってみました。あなたは、心の中でこんなプログラムを待っていませんでしたか? |
ゴンドラの唄
宵待草
琵琶湖周航の歌
故郷
私の青空
月光価千金
胸の振り子
時には昔の話を
黄昏のビギン
酒と泪と男と女
竹田の子守唄
旧友再会
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