音楽家がみると世の中は
このように見えてくる
不思議!
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■200号を突破した、あのメルマガのバックナンバー015号
ラ行フェチ |
================================ 「つれづれ音楽生活のすすめ」 VoL. 00015
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩 04/01/16
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■今日のバイブレーション■
疑いなく、動物たちは音楽好きだ。
しかし、彼らの音楽体系は我々のものとは違うようだ。彼らに対しての
音楽の教育書は知られていない。そんなものは無いのかも知れない。
(エリック・サティ:音楽家)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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無条件に身体が、心が反応するから音楽なのだと思う。社会的な成功度、富の有無など関係はない。僕たちは心を、震える器として標準装備している存在なのだ。
人間の生理反応としては、いくつかの論文を目にするチャンスがあった。
視床下部という部分に、直接、作用する力が音楽にはあるらしい。
よくはわからないが脳での分析を待たずに「こころ」に働きかけるという意味の文章は、これまた無条件に、僕のこころをとらえた。
「ゆえなき涙」という現象にも興味はつきない。
音楽と動物の感性との関係も気になる。
動物・・今、僕の家には猫が一匹(すでに2,3度このメルマガに登場をした牧野・ライオン・キック:最近ミドルネーム取得)。
彼の音楽嗜好は、いまひとつかめないままであるが、以前、鳥の反応には、随分と驚いた事がある。
当時、フォルクローレの世界で歌っていた僕は、必要に迫られ、アンデスの葦笛であるケーナやサンポーニャという楽器を、まあ人並みにこなすこととはなった。
その練習の過程は、まさに鳥たちとの競演であったと思う。
人間の耳が聞き分けることができるのは、20ヘルツから2万ヘルツの間。
特に笛は、複数の倍音を生み出す楽器のようであるから、人間が感知する以上の高周波に反応しての、彼らの反応であったのかも知れない。
鳥寄せ笛にどれほどの種類があるのか、その分野にはまだ未熟な僕ではあるが、それらの笛の入ったケースを手に、いつか早朝、森の中で彼らとおりなす交響曲を楽しみにしている僕ではある。
kickとの共演は、まだお互いに対峙しつつお互いの瞳の奥に去来する野生の幻影をうかがうにとどまっている。
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■おすすめ■(みんなのヒットパレード)
多分これから何度かご案内をするとは思いますが、コンサートのお知らせ。
3月19日(金)午後7時開演 東京・新宿のJR南口近くにあるスペースゼロで私のグループHOTDOGSのコンサートを行います。
全労済「春の文化フェスティバル」の一環です。
「みんなのヒットパレード」と題し、1960年代に、少年だった僕たちが夢中になったオールディズや、サンレモ音楽祭が生み出したカンツォーネの名曲を、男三人のコーラスに加えて女性シンガー、REIKOの出演でお送りします。
詳細は、来週早々にもHPで公開しますが、メルマガ会員のための特別割引を検討しています。
ダイアナ、悲しき雨音、ラブミーテンダーのタイトルでぐらっときた方は要注意。
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■今日一番の耳ご馳走■(ラ行フェチ)
耳に小気味いい言葉というのはあるものだと思います。
僕の息子の嫁さんの実家が(ちょっとまわりくどいですか)長崎にあるもので
メールであちらの父上と、そんな話をする機会がありました。
「カステラ、ビードロ、ポルトガルなどラ行を含む言葉が随分そちら発でありますね」というような言葉をかわした覚えがあります。
その時、ハタと思いついたのですが、ラ行を発音するときの舌の動きは、実に微妙ですね。舌が厚ぼったいのかどうかわかりませんが、僕は巻き舌というのが元来不得手であります。
もともと関西出身であるということもあるのかもわかりませんが、いわゆるベランメェという口調にはほど遠い。
東の言葉にくらべると、西の言葉は概して、滑舌的にはきっぱりとしていないのかもしれません。
DNA的にはそんな僕でもカステラ、ビードロと発音するときには、しっかりと舌は、かなり奥まった方から、ラ行を叩き出しているようです。
ちょっと洒落た雰囲気を醸し出すラ行群。
そのラ行が決めてのカンツォーネの「ボラーレ」を新しいアレンジで3月のコンサートでは披露!
本日のリハーサルからすでに悩みフツフツ・・・・舌が疲れる。
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●編集後記●
還暦まであと3年。1月10日に57歳なんていう年齢になりました。
大学の同級生たちが一仕事を終え、次なるステップを模索始めた今、まだ、なにも形あるものを残していない自分が歯痒くなっています。
今日の夜、「月がとっても青いから・・遠回りしてかえろ」と子どもの頃に聞き覚えた歌をつぶやき、「帰り道は遠かった」などと妙なフォローをして、これからの歌人生設計中です。
誕生日の1月10日は、110番の日らしい。
せめて、今後警察のご厄介にならない日々になるよう自戒せねば。
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■「つれづれ音楽生活のすすめ」 00015号 2004/01/16
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牧野俊浩は、音楽の力を伝えるために、全国でステージ活動をしたり、
高齢者施設で歌をきいてもらったり、お話をしたりしています。
そんな実績をもとにして1999年に一冊の本を書き上げました。
いまだにそこそこ売れ続けています。
但し一般書店では埋もれてしまっているでしょうねえ。
宜しければお申し込みください。1500円です。
音楽は言葉をこえて
何とかしてして他人の心に触れたいという願い
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第一章 癒しの時代
●今なぜセラピーなのか
●音楽の力
●音楽セラピーの役割
第二章 音楽セラピーとはなにか
●音楽セラピーの歴史
●能動的音楽セラピー
●受動的音楽セラピー
●新時代の音楽セラピー
第三章 青音協の役割
第四章 私のセラピー観
~共鳴としての音楽セラピー~
●多様性を取り込む
●ふれあい
●模倣から共鳴へ
●音楽環境
●メンタルハーモニー
●シェイクハンズ・シェイクハーツ
●右脳のはたらき
●リズム
●共鳴する声帯
●ハーモニー
●倍音
第五章 何を歌ってきたのだろう
~高齢者のための曲目リスト~
●あたたかい交流のために
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2007年を目前にして、ますます高齢化社会がクローズアップされてきた昨今、
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■百歌斉放
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百花斉放・・・・・すべての花が一時に開花する様子をこのようにいうのだそうです。百歌斉放・・・・・すべての歌がもう一度心の中で眠りを覚ます事を願って、このように名付けました。大正ロマン(浪漫)から昭和パッション(情熱)までの名曲を牧野が歌ってゆきます。先ずは第一弾!!懐かしさからはじめてみます。アコースティックにピアノだけの伴奏で唄ってみました。あなたは、心の中でこんなプログラムを待っていませんでしたか? |
ゴンドラの唄
宵待草
琵琶湖周航の歌
故郷
私の青空
月光価千金
胸の振り子
時には昔の話を
黄昏のビギン
酒と泪と男と女
竹田の子守唄
旧友再会
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