音楽家がみると世の中は
このように見えてくる
不思議!
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■200号を突破した、あのメルマガのバックナンバー011号
ニーチェ
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「つれづれ音楽生活のすすめ」 VoL. 00011
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩 04/01/02
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■今日のバイブレーション■
音楽のない人生など、まちがっている・・。
私が信じるとすれば、踊りを知っている神だけだろう。
(フリードリッヒ・ニーチェ:ドイツの哲学者)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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「神は死んだ」と叫んだニーチェに、神へのラブ・コールを唱えさせた音楽。
ニーチェが、この言葉の中で指し示した音楽はどのようなジャンルであったか。
新年早々の深夜0時頃から、僕は酔眼のまま、テレビの前に釘付けとなってしまった。
NHK教育で放映された「UMOJYA」(ウモジャ)なるアフリカンミュージカル。人間の身体はここまで躍動するものか。30数名の出演者によって、アフリカの喜び、悲しみがダンスとして歌として、まさに灼熱の中に展開された。身体を流れ落ちる汗が美しかった。
荒々しいアフリカンドラムでは、背景にサバンナを疾駆する猛獣たちのシルエットを幻視したと思った。
次第に街にひきつけられてゆく若者たちは、暗黒の酒場のなかで、仲間たちと、街でのやり場のない怒りや、胸に込上げる郷愁を、激しいリズムに昇華させ、新しい音楽ジャンルを生み出してゆく。
さらに圧巻は、以前、少し記したかもしれないが「天使にラブソングを」の中でも、僕に涙を催させたハーレムの黒人教会でのゴスペルシーンである。
なんと、人は可愛い者であるか。神の前で、なんと、人は敬虔なものであるか。つながりを意識した人の姿はなんと美しいものであるか。
勿論、アーティスト一人一人の身体力は白眉であるが、それは去勢、統制された美ではなく、刈り込まれることを拒否する激しい個のエネルギーである。
その集合体としてのステージは、細かに観察すれば、確かにほころびはある。
例の北朝鮮の軍隊行進には遠く及ばない。
しかし、それはまぎれもなく躍動するいのちである。
新年そうそうに、いいものを体験させていただいた。
[ウモジャ] それは、それはズール語で「団結・結束」を表す言葉との事。
サブタイトルにはThe spirit of togetherness とあった。
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■おすすめ■(ベージュ)
本年流行しそうな車の色って,ご存知ですか。
ベージュだそうです。日本流行色協会主催で行われたイベントでの結果でした。
「懐かしさ」に加えて、もう定番ともなった「癒し」テイストが評価されたようです。
わかったようで結構、難しい分別のありそうな色の世界。
この際だからと思って、しっかりベージュを把握したいと思いました。
小学館の大辞泉では以下のような解釈です。
「漂白や染色されていない羊毛のような色。薄くて明るい茶色」
微妙な色合いですが、大地の香りを感じさせるところから、スローライフの象徴としてのアースカラーですし、一応黄色系の色でもあるので、大人の知力や識別力をあらわす風格のある雰囲気をもっています。
そんな熟年層をターゲットにした戦略の表れでしょうか。
以前から、少しばかり色彩への興味をもっていますので僕なりに調べてみると、黄色は聴覚を目覚めさす力をもっているようです。
本年、ベージュのスーツに身を固め、じっくりと人の話に耳を傾ける、風格のある一年としたいものです。
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■今日一番の耳ご馳走■(身内の新年会)
例年1月1,2日は一家揃って、それぞれの実家を訪問するのが、
我が家の長年のシキタリです。
今年は家内の母のもとを訪れる事から始めました。私ども夫婦、結婚した息子夫婦、それに娘の5人がこちらの持ち駒。さらに家内の弟夫婦に一人娘が加わり、なんとも賑やかな、華やかな新年会となりました。
一年間におこったそれぞれの近況報告から始まり、新春のアルコールに力を得ての話題は、子どもたちの幼少の頃の思い出話や、とりとめのない笑い話がひっきりなしに続く事になるのですが、どれだけ話しても、耳自体は、少しもストレスを感じていなかった事は、それぞれが帰る段になって判明します。
耳がストレスを感じる時、それは、注意を払わなければならない複数の音が混在している時です。
その意味では、気はおけないまでも複数情報が飛び交う雑多な世間話に終始した会ともいえるのですが、まずは心身にとって、さわやかな幕開けとなった2004年です。
この会が、先ずは新春最初の耳ご馳走!
実は耳というのは、その瞬間は、たった一つの音しか聞き分けられないという構造になっているようです。
それを逆手にとって、ストレスから耳を守る方法として、
マスキングという手段がありますので、次回、そのお話をしますね。
先ずは、本年の皆様の耳に幸いあれ!
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●編集後記●
元旦と元日の違い、僕は、この年になって初めて知りましたが・・。
元旦は、午前中にだけ使う言葉だそうですね。午後になると元日。
なるほど、字面から考えて、地平線から日が顔を出したときが、「旦」。
午後になると、もう地平線と日の関係は薄くなるから、「日」
元日を終え、あっというまに二日目突入。
2004年 明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
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■「つれづれ音楽生活のすすめ」 00011号 2004/01/02
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牧野俊浩は、音楽の力を伝えるために、全国でステージ活動をしたり、
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音楽は言葉をこえて
何とかしてして他人の心に触れたいという願い
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第一章 癒しの時代
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●音楽の力
●音楽セラピーの役割
第二章 音楽セラピーとはなにか
●音楽セラピーの歴史
●能動的音楽セラピー
●受動的音楽セラピー
●新時代の音楽セラピー
第三章 青音協の役割
第四章 私のセラピー観
〜共鳴としての音楽セラピー〜
●多様性を取り込む
●ふれあい
●模倣から共鳴へ
●音楽環境
●メンタルハーモニー
●シェイクハンズ・シェイクハーツ
●右脳のはたらき
●リズム
●共鳴する声帯
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●倍音
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故郷
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