音楽家がみると世の中は
このように見えてくる
不思議!
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■200号を突破した、あのメルマガのバックナンバー010号
のだめカンタービレ
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「つれづれ音楽生活のすすめ」 VoL. 00010
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩 03/12/29
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■今日のバイブレーション■
いつも先生が聴いていると思って演奏しなさい
(ロベルト・シューマン:ドイツの作曲家)
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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最近、話題になっている、音楽大学を舞台にしたギャグマンガがあると知った。
二ノ宮知子さんの描く「のだめカンタービレ」というコミックらしい。
間もなく単行本としては、7冊100万部を超えるとのことであるから、かなり売れまくっている。
僕はまだそれに接していないので、何ともいえないが、普段はあまり、聴く機会のないクラシックの曲や作曲家(例えばジョリベという作曲者・・僕は知らない・・・)の演奏や練習風景を素材にしてベタベタのギャグでストーリーが進行するらしい。
朝日新聞に紹介されたコラムに添えられたコミックの一コマでは、先輩が後輩をピアノの演奏を起因として、ぶっとばしていた。
コワーッ・・・・・・
音楽大学と体育会系部活動って結構近いのかも知れない。
このギャグマンガの事をしって、是非、この中の一冊読んでみたくなった。
そして、その見知らぬ曲を聴いてみたくなった。
なんのためにか。
その先輩が殴る理由を見つけてみたいのである。
その先輩が後輩を殴ってまで、教え込もうとした、その音楽家の魂にふれてみたいのである。
僕の知っているクラシックの器楽曲の知識は、全く自慢するにはあたらない。せいぜい中学生用の教科書レベルだろう。なんともお粗末なものである。
クラシックの中で熱く燃えた作曲家たちを再発見して、自分とクラシックの距離をぐっと縮めてみたいと、思うのである。これも自分の音楽をさぐる道か・・。
二ノ宮さんはこのように言う。
「クラシックの高尚で保守的なイメージを崩したかった」!・・ちょっと拍手!
シューマンさんの、この言葉は、まだ、僕には重たい・・。
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■おすすめ■(歌本)
「歌本」という領域があります。楽譜本とか楽譜集とかいわずに、こう称された場合は主として、歌詞に偏って掲載されたものを示すと僕は解釈します。
この領域で、僕自身がよく活用するものとして、米良美一さんの編集した下記のものがあります。
「日本のうた300、やすらぎの世界」講談社+α文庫:1000円
どこが使いやすいかといいますと、先ずはその体裁が文庫本サイズであること。バッグに楽にはいります。電車の中でちょっと開いて、詞の世界と、電車の窓を行過ぎる風景とを重ねあわせてみるのもいいものです。
すくなくとも大股を開いてコミックをむさぼる中年諸侯とは、一線を画して知的にみえます。
さらに、300の曲にはすべて、米良さん自身の、その曲に寄せる思い出がきめ細かに記されていること。読者側の思い出をひきだすきっかけとして結構使えますね。「うん、うん、そうか、そうか」と頷く自分。
勿論、発表された時代背景などもそれなりに記されています。
作詞家が詩人であった時代と職人であった時代が一目瞭然。
結構楽しんでいます。
日本人が右脳型か左脳型か、以前よく論議されたものですが、文字を読み、そこからその歌の主人公の心情を理解しようとし、一体化する喜びを感じ取るという部分では、左脳型であるといえますね。
30過ぎればみな演歌と称されてきた日本人像。今のロック少年も同じ轍をふむのか、興味深いところです。
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■今日一番の耳ご馳走■(ズンズン)
ズズーッタ ズズーッタ
結構こんな音をたてながら、僕は歩いているのかも知れません。
少し大きめの靴ではあります。何回目かの忘年会の帰り、さすがに回りに物音が聴こえなくなる頃の時間でした。ズズッタ ズズッタが、なんともだらしなく聴こえ、まるで自分の人生の象徴のように思え、少し、意識的に行進をするつもりで太股を大きく上げて歩く夜の道でした。
その後は大丈夫。ズンズンと聴こえるような歩き方ができたようです。
一年間、あっという間に過ぎたようですが、身体はしっかり、365日を覚え
ているようですね。
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●編集後記●
いよいよ本年最後のメルマガとなりました。フーッ。
なんとか年内に10号までこぎつけられました。全く皆様のお陰です。
週二回の配信というのは、私の生活態度をかなり変えました。
事実、ネタさがしの眼で毎日の新聞に目を通し、電車の中では中吊り広告に注意をはらい、家に帰っては読み飛ばしてきた、今までの蔵書類をひっくりかえすことの繰り返し。
深酒はもってのほか(といいつつも、配信した夜は少々多めに・・ですが)。
なんだか、少しは顔つきも引き締まってきたようです。
毎回、少し多目のメルマガですが、来年もご愛読のほど何卒宜しくお願い申しあげます。皆様が良いお年をお迎えになることをお祈りしております。
では。来年もつれづれなるままに音楽の姿をさぐる旅にでかけましょう。
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■「つれづれ音楽生活のすすめ」 00010号 2003/12/29
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牧野俊浩は、音楽の力を伝えるために、全国でステージ活動をしたり、
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何とかしてして他人の心に触れたいという願い
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第一章 癒しの時代
●今なぜセラピーなのか
●音楽の力
●音楽セラピーの役割
第二章 音楽セラピーとはなにか
●音楽セラピーの歴史
●能動的音楽セラピー
●受動的音楽セラピー
●新時代の音楽セラピー
第三章 青音協の役割
第四章 私のセラピー観
〜共鳴としての音楽セラピー〜
●多様性を取り込む
●ふれあい
●模倣から共鳴へ
●音楽環境
●メンタルハーモニー
●シェイクハンズ・シェイクハーツ
●右脳のはたらき
●リズム
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