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リトミック
つれづれ音楽生活のすすめのバックナンバー一挙公開!セラピー音楽家のつぶやき!

つれづれ音楽生活のすすめ


バックナンバーの中に、生きるヒントが満載。
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音楽家がみると世の中は
このように見えてくる
不思議!


200号を突破した、あのメルマガのバックナンバー003号
リトミック
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「つれづれ音楽生活のすすめ」  VoL. 00003
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩              03/12/05    
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■今日のバイブレーション■

     こころが動くまで待たなければ 音楽は生まれない
           (エミール・ダルクローズ:リトミック創案者)
                      
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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 こころと身体の関係について触れた名言は数多い。
その中でも、この言葉が僕自身の音楽活動に与えた影響は大きい。10年ほどの演奏活動のあと、所属していたグループが、オイルショックの影響で仕事が激減。

やむなく解散という事態となった。今から20数年前の話である。

 ソロ活動をするほどの力があるとは、どうしても思えなかったので、自宅のすぐ近くに事務所を構えて、音楽事務所兼音楽教室を開く事を思いたった。
その中核に据えたのが、上記、ダルクローズの考えた「リトミック理論」である。


 音楽教育には全く門外漢であったものの、「なにが人を音楽にかりたてているのか」を考えることは、非常に興味があったので、やおら音楽関係の書物をむさぼるように読み始める時期となった。

 こどもたちが音楽体験をする機会として、全く新鮮な理論体系を求めていた。

わらべうたを利用したコダーイシステムや、演劇との一体化を志向したドラマティックス、ムーブメントエデュケーション、オルフ、シュタイナー教育など魅力的な手法に出会いつつも、教室のスペースなどを考慮して、最終的に取り
入れることを決断したのが、リトミックであった。


 リズムの形成に重きをおきつつ、同時にこころの育成を音楽で図ろうとする、極めて僕好みの音楽導入方であった。3歳の子どもに音符は必要ない。ピアノの奏でる曲想の中で、子どもたちは自由に動物に変身をして、象の歩みや、ちいさなリス、ウサギの歩みを模倣し教室の中で躍動した。


 講師たちの主たる役割は、ただ待つ事であった。
こころが音や音楽を受けとめ、身体を動かし始める瞬間に出会うことに幾度となく感動をした。複合的なリズムを聞き分けて、それぞれの役割を演じはじめる子どもたちの感覚に、大人たちが失ってしまっている音楽の源流を垣間見る思いであった。



 ただ、しばらくの間は、講師にとっては生徒の少なさが悩みの種であったことも確かである。3,4年後には40数名となった生徒数も、開設当初は、我が娘と、頼み込んで参加してもらった近所のお友達の娘さんの、二人きり。
グループ形成もできない状況ではあったが、私自身はこの手法に十分な手ごたえを感じていた。


 なによりも、「待つ事」の大切さを教わったような気がする。


 答えをだす速さを競い合う現代。こころが動かなくても、結論を急がねば、時の流れについてはゆけない世の中だ。

 その中で、我が娘は、一旦就職をしたものの、今春、退職をして、本当に彼女のこころを動かすものに出会うために「待つ姿勢」を決め込んだようである。
三つ子の魂、百まで。まあ、良しとしよう。

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■おすすめ■(音風景雑感からタイトル変更)

 チェンバロの音がたまらなく好きである。心の琴線があるとして、弾くと、きっと、あのような音色がすると学生時代からずっと信じている。


 その中でも、盲目のチェンバリスト、ヴァルハの演奏するバッハの「二声のためのインベンション」、および「三声のためのインベンション」がお気に入りである。

同じ曲をピアノで演奏されたものを聴いたことがあるが、さして感動はしなかった。声好きの私ではあるが、かつて聴いたスイングルシンガーズの歌う同曲のスキャットでも、あのチェンバロにはかなわないと思った。

 螺旋状に天空をめざす音の回廊をイメージさせる、このレコードを買ったのは、大学二年の頃か。もう38年ほども前になる。いまなら自分でMDやCDに落として、本体は大切に保存ということになるのだろうが、仕方がない。


またぞろ、スクラッチノイズを気にしながらも、聴きたくなってしまう。

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■今日一番の耳ご馳走■

 バブル時代にはおよばないものの、この時期は旅公演が多い。
山形で行われた「ホットドッグズ コンサート」から帰宅したところです。
(別にホットドッグズを食べながらのライブというわけではありません。この名前は私のグループの名称です)


もう、20年以上も親しんできた街ですから、当時に比べて、確実に街並みが変容はしてしまったことは否定できません。それでも、この街は耳を休ませる快感を、いまだに与えてくれる街のひとつです。

 いくらご馳走といっても、ひっきりなしの山海の珍味では、一々感動してるわけにはいかない。おせち料理の合間の、インスタントラーメン、レトルトカレーが恋しいように、耳のご馳走も然り。

 一番お気に入りの、上ノ山にある「蕎麦の原口」には、今回、時間の都合で回れなかったのが残念。その蕎麦は実に、野趣にとんでいて美味い!

そして、実はその付近の音風景がおいしいのです!無駄な音を徹底的に排除すると、こうなるんだなあという気がしてきます。
無味乾燥な無音というわけでは決してなく、滋味栄養、エキスはそのまま残したまま、シーンとなっております。

 「これだけあれば十分生きていけますよね」という、質素にして潤沢な気持にさせてくれる場所です。最近の私の癒しのスポットナンバーワン!

 まあ、今回いけなかったのは、すこぶる残念ではあったのですが、それでも山形の市内でも、音の洪水とはなっていません。
 東北のかたで、いわゆる「お喋り」が少ないというのは、その寒さゆえ、あんまり唇を開かないからだという説を聴いた事がありますが、歩いていても、確かに静かな街だと思います。
 

十分な休息を得はじめていた私の耳に、すれ違った女性二人のひかえめな会話の中に「ごしゃがれるべした」という優しい音節が聞き取れました。
「怒られるよ」というほどの意味でしょうか。

こんな言葉が聞かれるのも、山形での楽しみの一つです。

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●編集後記●
 珍しく雪にもあわずに山形から帰った途端に、関東ではこの寒さ。
年末が近づいていることを実感しています。少し前ですが、NHKの紅白歌合戦の出演歌手が発表されていましたね。 コーラスに眼がない自分にとっては、ゴスペラーズの出場が一番嬉しい。

それと女子十二楽坊のアンサンブルは聴き逃せない。その時間帯にゆっくりテレビを見ているというのは、プロの歌手としてはふがいないのですが、まあ、時代がもとめている歌というものがあるわけで・・・。

 とにもかくにも、その時間帯に落ち着いて地上アナログ波仕様のテレビの前でくつろぐためには、まだまだやっておかなくてはならない事の多さが気に掛かる。

手帳をひらけば、今年は妙に多い忘年会予定ばかり目に付き、まだ、連絡のありそうなグループが残っているのに気付いてしまう。
ウウム・・・行くべきか、行かざるべきか・・・。

 まあ、結局、例年同様、フル出場に意義があると家内に信じ込ませる方便の発動になることでしょうが・・・。

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■「つれづれ音楽生活のすすめ」     00003号     2003/12/5
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■このメールマガジンは『まぐまぐ』( http:www.mag2.com)より発行しています。

牧野俊浩は、音楽の力を伝えるために、全国でステージ活動をしたり、
高齢者施設で歌をきいてもらったり、お話をしたりしています。
そんな実績をもとにして1999年に一冊の本を書き上げました。
いまだにそこそこ売れ続けています。

但し一般書店では埋もれてしまっているでしょうねえ。
宜しければお申し込みください。1500円です。

音楽は言葉をこえて
何とかしてして他人の心に触れたいという願い

第一章 癒しの時代
●今なぜセラピーなのか
●音楽の力
●音楽セラピーの役割

第二章 音楽セラピーとはなにか
●音楽セラピーの歴史
●能動的音楽セラピー
●受動的音楽セラピー
●新時代の音楽セラピー

第三章 青音協の役割

第四章 私のセラピー観 
〜共鳴としての音楽セラピー〜

●多様性を取り込む
●ふれあい
●模倣から共鳴へ
●音楽環境
●メンタルハーモニー
●シェイクハンズ・シェイクハーツ
●右脳のはたらき
●リズム
●共鳴する声帯
●ハーモニー
●倍音

第五章 何を歌ってきたのだろう 
〜高齢者のための曲目リスト〜

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